farisuの真実の紐解き

「預言者mebiusu」の息子の「真実の紐解き」のブログです。

「束草事件」の紐解き 1

「束草事件」と言われる「偽霊界メッセージ」に関して考察していくにあたり、私の中では、ただの陰謀論にとどまらなくなってしまって、その考察をまとめることが容易ではないと思っています。


まず、ご確認していただきたい、「顯進様」を擁護される方たちの主張を掲載されている「摂理的葛藤に対する真の視角と理解」の「3)真の家庭に起こっている問題とその原因」を全文、載せますので、お読みください。



3)真の家庭に起こっている問題とその原因
「真の子女様がお互いに争っているのではなく、一方的な『文顯進様殺し』だ」


真の家庭の現在の状況を見る視点


真の家庭の現状をどのように見るか。二つの見方がある。第一には、文亨進様-文國進様と文顯進様との間の争いだとする見方。 2011年3月15日付<時事ジャーナル>には、「統一されていない統一教会の二世」というタイトルの下に、文亨進様-文國進様と文顯進様との間の戦いが進んでいると報道されている。世間と同様、統一運動の内部でも、韓国統一教会ホームページであると、食口と大学生たちのインターネットの集まりである<天一国を創建するPioneer!CARP、ダウムカフェ>を見ると、時々「真の子女様がお互いに争っている」という意見が掲載されることもある。彼らが理解している争いの原因は何か。2011年3月15ル>は、統一教関係者の言葉を引用しながら、文顯進様は、これまで父との葛藤があったと報道している。その問題の原因が文顯進様にあるということだ。これと同じように文亨進様・文國進様は、このような文顯進様を父に敵対する裏切り者と規定し、「堕落したアダム」と決め付けている。
一方、現状に対して違った観点で見る向きもある。2011年1月号<月刊朝鮮>によると、これはお互いが争っているのではなく、一方的な「文顯進様殺し」であるという見方である。<月刊朝鮮>は、一宗教研究家の言葉を引用しながら、「文顯進様は、お父様が一貫して追求してきた世界平和運動が、文國進様と文亨進様ら弟達と彼らに同調している勢力によって逆行させられていると見ており、文顯進様は、これに対して反発をしている。弟たちは、このような文顯進様の問題意識の表れを父への抵抗であると歪曲して、『文顯進様殺し』をしている」と報道している。
「けんか」というのは、お互いに殴りあうことを言うが、真の子女様の実状を見ると、争いは起こっていない。実際には、一方が他方を一方的に叩いているのであり、もう一方はそれを受けているだけである。一方だけが加害者であり、もう一方は被害者であるに過ぎない。文亨進様と文國進様は、約3年間で、統一運動のほとんどすべての組織の責任者となった。この二人は、自分たちが持っている統一運動の基盤をもって文顯進様を一方的に攻撃しており、文顯進様は一方的に殴られてきた。一方が一方的に殴り、他の一方は、一方的に殴られているのは、「けんか」ではなく「暴行」であり「テロ」である。文亨進様と文國進様は、これまで兄である文顯進様に、一種の暴力とテロを加えて来たのであり、文顯進様は一方的に被害に遭ってきたのだ。


「文顯進様殺し」の例:アメリカ家庭連合理事会の変更事件と束草天情苑集会


文顯進様の歩みについて、父親への抵抗と歪曲して、一方的に「文顯進様殺し」をしてきた事件の中で、その代表的なものが「アメリカ家庭連合理事会の変更事件と束草天情苑集会」である。文顯進様が南北アメリカ全体を担当している状況で、2008年7月29日、文亨進様の名前で文仁進様を、統一運動を代表する総会長に発令するという公文書が出された。8月20日、文仁進様総会長の就任式が開催され、その翌日、米国統一教会(HSA-UWC)理事​​会が、午前7時に電話会議の形で行われることが突然告知された。理事会会議で何人かの理事が解任された。後にお父様は、その結果の報告を受けられて、理事会メンバーを元に復帰させよと指示されたが、復帰されずそのまま解任され、それについてお父様に報告されていないようだ。
時間が流れて2009年2月上旬に、数回の訓読会でお父様は、「文亨進様は韓国、文國進様は日本、文顯進様は米国の責任を負わなければならない」と、特別に強調された。これに対して文國進様は、これに関した世界公文を受けていない状態で、お父様のみ言に基づき、その翌日、すぐに日本に渡り、その責任を開始しており、文亨進様は韓国で、​​その責任を継続している。一方、文顯進様は、文仁進様が文亨進様の名前で発送された公文書によって、2008年7月から米国の責任者として活動していたので、お父様の指示に関する世界宣教本部の公文書を待っていた。しかし、公文書は出ず、これに対し米国の分捧王朱東文氏​​がお父様に会って、米国の責任者に対する指示事項を再度確認し、これを文顯進様に伝達した。その内容は、文顯進様は、米国全体の責任を負う者であり、文仁進様は、総会長ではなく、祝司長として牧会の部分を担当すること、そして文仁進様の夫・朴珍成氏は、絶対に教会活動に関与してはならないというものであった。この内容は、その当時、北米大陸の会長であった金ビョンファ氏、朴ジョンヘ氏がお父様から何度かにわたって確認した内容と一致していた。これに対し文顯進様は、期待していた人事関連の世界公文を受け取っていない状況で、グローバルピースツアーを開始する前にこの問題を整理しようと、お父様の言葉に基づき、2009年2月23日、文仁進様と朴珍成様夫婦と会って、この部分についての会議をし、米国摂理を担当するすべての指導者とも会合を行った。元来、文顯進様は、アメリカ教会の理事会を変更する意図はなかったが、お父様の公的指示でさえ自分たちの思いのままに操る兄弟らの行動について非常に残念に思われ、原則の通り、文仁進様によって解任された理事会役員を元に復帰するようにという、2008年当時のお父様の指示を履行しようとされた。


文顯進様は、数日後の2月27日、GPFツアー・アジア地域を始める前に呼び出しを受け、束草を訪問して、お父様にお会いしたが、お父様は、アメリカ総会長の件と、理事会の件に対する文顯進様と米国大陸会長であった金ビョンファ氏の報告を聞こうとされず、「嘘をつくな。私はすべての報告を聞いた。なぜアメリカ理事会を勝手に変えて混乱を起こすのか」と怒られた。お父様の指示通り、米国を担当する立場だったが、理事会を元に復帰させようとした文顯進様の歩みは、統一教会の実権者たちにより、3日後には、父に敵対しクーデターを起こしたことになり、そのようにお父様の目に映ってしまったのだ。


その後、3月8日、日本、フィリピン、台湾の巡回を終えた文顯進様は、グローバルピースツアーの残りの日程を中断して、お父様の呼び出しを受け、再び束草に行った。当時の束草では、約400人の参加者が原理本体論の修練会を受けていた。その場でお父様はヤンチャンシク氏に「文孝進様の霊界の手紙」を読むように言われ、金孝南・訓母様を通じて「訓母様報告文」を読むように言われた。訓母様は聴衆席にはいたが、前に出て行かれず、それでヤンチャンシク氏が「文亨進様が真の父母様の代身者、継承者であり、すべての子女様は、文亨進様を介して真の父母様に繋がらなければならないということと、摂理機関の組織体系」などを骨子とする報告書を読んだ。お父様は「訓母様の報告だ。霊界の実状だ」と語られ、よく聞くようにと言われた。報告文がすべて読まれた後、お母様は「霊界で亨進を立てて、最終的に決定して下さったものだ」と言われた。訓母様の報告文は訓母様自身の意見を書いたものではなく、霊界の大母様のメッセージを伝えたものだった。ところが、この報告書が朗読された後、顯進様が会場を出た時、訓母様と会い、訓母様に「何故、このようなものを書いたのか」と尋ねられた。その時、訓母様はこの報告書は自分が作成したものではないと告白された。訓母様の話が事実ならば、この報告文は、純粋な霊界のメッセージではなく、誰かによって人為的に作成されたものであるということになる。しかし、残念ながらお父様は、この報告文を霊界の実状と信じて全体に発表された。


一方、報告書が読まれた後、お父様は、何人かの指導者たちに対して、霊界のメッセージおよび報告文についての意見を聞かれた。この時、文顯進様は、自分の指示に従った罪のない指導者にだけ、誤った報告のみに基づいて責任を問うという決定をすることに対して、不当であることを訴えた。文顯進様は「この食口らは地位のために従ってきたのですか。お父様を尊敬するが故についてきたんじゃないですか」と語り、自らすべてを責任を取ると語られた。結果的にこの集会で文國進様の主張通り、文顯進様はクーデターを起こした主犯として「1年間公職を休め」という指示を受け、金ビョンファ大陸会長夫妻を含む複数の指導者たちがその場で解任された。
このように文亨進様と文國進様は、自分たちが持っている統一運動におけるすべての権限と責任を総動員して、兄・文顯進様を攻撃した。お父様の指示どおりにアメリカの摂​​理を再整備しようとする文顯進様を、父に対抗しクーデターを起こした逆賊として一方的に攻撃を加えたのだ。
あきれたテロ同様のことが、お父様を前面に立てて行われた。お父様の指示通りに行動した息子が、父に対抗して、クーデターを起こした逆賊として歪曲され、これを基にお父様が息子を審判する決定を下されたのだ。そして、他の人によって書かれた偽りのレポートが「訓母様報告文」に変身して、お父様が主催した訓読会の中で大衆の前で読み上げられ、それに基づいて、息子が父親から審判を受けることになったという訳である。


真の父母様と真の家庭に関する2つの悲劇を招来
これは、統一運動において、真の父母様と真の家庭に関して2つの大きな悲劇を招いた。先ず、真の家庭の内で最も神聖な父子の間の絆を人為的に断絶させ、摂理の中心軸を毀損させるという悲劇を招いた。これにより、前後の事情を知らずに、この瞬間だけを目撃した純粋な食口には、真のお父様と息子・文顯進様との関係に大きな問題があり、文顯進様が真のお父様に親不孝をしているという誤解を招くことになり、真の子女様と食口の間の心情的、信仰的な関係に大きな傷をもたらすことになった。第二に、お父様と食口の間の心情的、信仰的な関係を毀損させるという悲劇を招いた。この事件について、前後の事情をよく知っている食口にとっては、歪曲された複数の指導者たちの報告と、操作された偽りの報告書のままに決定を下されるお父様に対して、いくつかの解けない質問が心情的、信仰的に作られていった。
一方、このような悲劇の中でも食口らは、迷うことなく、その解決点を模索している。まず、前後の事情を知らずに真の家庭を心配する純粋な食口らは、文顯進様がお父様に再度会って、以前のような良い関係を回復したならば、現在の統一家の問題が、劇的にすべて解決することができるはずだという期待をしている。しかし、前後の事情をよく知っている食口らは、これらの偽りに対して、これ以上お父様が繋がってはならないという立場を見せている。文亨進様-文國進様がより大きな罠を仕掛けて、真のお父様と文顯進様との関係をさらに悪化させうる状態を作り出し、お父様がその操作された嘘の状況下で、もっと解決しがたい決断をされる可能性について心配している。これらは問題の解決について、お父様と文顯進様が会うことではなく、操作された報告書と状況がお父様に報告されず、事実と真実がお父様に報告されるように指導者がしっかりと努力しなければならないという立場を見せている。


文顯進様も、兄弟たちと対立して争い、暴力まで行った?????
ある人は文顯進様も、文亨進様と文國進様側に対抗し、互いに争っており、さらには暴力まで行なっていると言う。 2010年6月2日付<世界宣教本部公文書>を通して、文亨進様は、顯進様のブラジル訪問を暴力事件と規定している。そして、南米統一教大陸会長・申東謀会長は、いわゆる編集された「ブラジル事件」8分のビデオを世界にばら撒きながら、文顯進様が暴力事件を犯したと言ってきた。申東謀氏は、このビデオをお父様に報告し、これがきっかけとなって2010年6月5日に「相続者・代身者は文亨進、それ以外は爆破者・破壊者」というお父様の宣言文が書かれた。申東謀氏は、2010年10月23日のパラグアイ日刊紙に、この宣言文を暴露し、「文顯進氏は、申東謀氏自身が主管した日曜礼拝で、説教壇を暴力的に占拠し、それを受けて文鮮明牧師は、彼を異端者・爆破者として宣言している」とインタビューに答え、文顯進様を暴力を振るう者として説明した。そして、2010年12月13日、統一教会ブラジル協会長のシモンフェラボリ氏は、「文顯進様が集会の中で、自分に言葉と身体的暴力で攻撃を加えながら、有害行為を犯した」と主張し、暫定的接近禁止命令をブラジル裁判所に提出した。これで彼は顯進様を暴力事件を起こした犯罪者として作り上げている。
ところが、担当判事は8分間のビデオではなく、2日間行われた全9時間分のオリジナルビデオを要求し、これを全部視聴した後、文顯進様の無嫌疑判決を下した。裁判官は、次のように5つのことを明示した。まず、文顯進様は、暴力者でなく、この宗教の指導者と判断することができる。第二に、位階秩序で見るとフェラボリ協会長よりも高い位置にあるものとみられ、その秩序の下で指導をしている様子だった。第三に、フェラボリ協会会長も文顯進様の権威を認めている姿を見せた。第四に、フェラボリ氏の主張とは異なり、ほとんどの参加者は暴力的な雰囲気のために苦しんでいる様子はなく、文顯進様を中心に迎えて記念写真を撮る最後の式順まで、長い時間文顯進様のみ言に支持と拍手を送り、彼の訪問を祝っていた。第五に、フェラボリ氏が会長として持つ指導者としての正統性について、内部的には不信感と懐疑を持っている姿もビデオに映し出されていた。にもかかわらず、統一教の最高指導者たちは文顯進様を世界的に非難し、暴力を行う犯罪者にしようとしたが、裁判所は、文顯進様は決して暴力を行使していないと判決したのだ。
このように、いわゆる「ブラジル事件」は、文顯進様が暴力を行使し、他の子女様と殴りあっている泥仕合の争いの一場面ではなく、むしろ公式の訪問と指導を暴力事件にすり替えて文顯進様を犯罪者にしようとする「文顯進様殺し」の一場面だったということだ。
「文顯進様殺し」をする理由は何か
2011年3月15日付<時事ジャーナル>は、「後継戦争」という言葉を使いながら、文顯進様が後継構図に関して兄弟たちと権力争いを行っていると述べている。後継者に内定した文亨進様に対して、文顯進様が反旗を翻した王子の乱とも言っている。
しかし、2010年9月号<月刊中央>は、兄弟間の方向性の問題を、統一教会の実権者たちが、権力争いとして歪曲したものだと評価している。<月刊中央>は「文総裁が生涯をかけて一貫して開拓してきた運動の基本方向が、弟らとそれに同調している勢力によって逆行させられていると文顯進氏は見ている」と言いながら、統一運動の実権者が、こうした文顯進様の問題意識を、兄弟間の権力争いとして扱ったものだと報道している。文顯進様は、これまで真のお父様は、神様の理想家庭を強固にし、人種、国家、宗教を超越して、「神様の下の人類一家族」の世界を建設することに焦点を当ててきたと理解しており、これに対し文顯進様は、真のお父様が開拓して来られたその基盤を発展させることに全力を尽くしてきた。しかし、文亨進様と文國進様は、これまで兄が主導してきた民族、国家、宗教を超越した「神様の下の人類一家族実現」という名前の摂理的な目標と方向を、後継者構図として、その目標と方向を変えてしまった。そして、後継者というフレームワークを作り、文顯進様を非難し、文顯進殺しを進めてきた。


後継者フレームワーク: お父様の文亨進様後継者指名と文顯進様の反発


宣教本部が主催した2010年2月22日の世界指導者総会の際の金孝律補佐官の講演を見ると、「お父様の文亨進様後継者指名と、これに対する文顯進様の反発」という、後継者フレームワークについて明確に知ることができる。金孝律氏は講演の中で「お父様が文亨進様を後継者に指名した。文顯進様は、自分ではなく弟の文亨進様が真のお父様の後継者として決定されたため、問題を起こしている。彼は文顯進様が後継者となった弟に対する嫉妬心のために、5年前からの分派の道を行く準備をしていた」と言った。このフレームワークの通りに、文顯進様の2010年5月30日のブラジル訪問について、申東謀会長は、編集されたビデオとレポートを使用し、文顯進様を「聖殿侵入を通して真の父母様に挑戦した反逆者」と非難し、その後、そのビデオはお父様に報告され、「文亨進様が相続者・代身者」という宣言文が作成された。韓国の教会はこれを根拠に、教会を巡回しながら、相続者・代身者イシューと文顯進様非難を並行して集会を行った。そして、<週刊朝鮮> 2010年7月16日付「統一教文鮮明、後継者を公式宣言」を通して、顯進様を非難する文と一緒に、文亨進様が真のお父様の後継者であることを世界に宣言した。挙句の果てに世界宣教本部は、2010年10月以降、世界を回って文亨進様と文國進様に対しては、肯定的な広報活動を行うとともに、文顯進様に対してはこれと対照的に「文顯進様は、堕落したアダム」とし、多くの問題を起こしていると非難する集会を進めている。


後継者の広報


このように兄・文顯進様に対する否定的なキャンペーンを通して、「文顯進様殺し」をすると共に、文亨進様と文國進様は、自らメディアのインタビューを通じ、後継者についての肯定的なキャンペーンを行ってきた。統一運動の公的責任を引き受け、2008年から2010年までの3年間、文亨進様と文國進様は、メディアとのインタビューを通じて、自分たちが後継者であることを直接的または間接的に着実に世間に知らせている。それでメディアでは、<時事IN> 2008年5月24日付「後継体制を構築した統一教」、<月刊中央> 2008年9月号「統一教、世代交代に入ったか」、<韓国経済> 2008年12月10日付「90歳を前に、文鮮明総裁、後継構図の青写真作ったか」、<週刊東亜> 2009年2月24日付「90歳の文鮮明統一教総裁の後継構図」、<週間京郷> 2009年2月24日付「文総裁90歳を迎え、後継構図の輪郭」、<文化日報> 2010年2月24日付「文亨進統一教世界会長、2世体制の安定化」などの報道を出した。そして、2010年7月16日付<週刊朝鮮>、10月6日付を通して、お父様の宣言文で使用されていた「相続者・代身者」という用語を「後継者」に変え、「文鮮明総裁が文亨進様を後継者として宣言した」と世間に宣言した。


このように文亨進様と文國進様は、自分たちが父の後継者であることを世界に公布すると同時に、文顯進様をお父様の後継者問題と関連させて非難してきた。そして文顯進様が後継者に対する欲心のために、真のお父様と敵対する道を行っていると歪曲してきた。
しかし、これとは別に文顯進様は、すべての統一運動の基盤に責任を持ち、これを発展させてきた10年間の間に、食口達や2世達に対し、或いは世間のメディアに対しても、一度も後継者問題について言及しておらず、唯、摂理にアラインして走ってきた。文顯進様にとって、自分が引き受けている統一運動の基盤は、自分を後継者構図に立て、これを強固にするための手段では決してなかったのだ。しかし、文亨進様と文國進様は、文顯進様の歩みを後継者構図に変質させ、文顯進様を後継者選定に不満を抱いた者として一方的に追い立ててきた。


文顯進様の基盤を壊してこそ、文亨進–文國進様が後継者として立つ
文亨進様と文國進様が後継者として強固に立つために「文顯進様殺し」をする背景に対し、2011年1月号<月刊朝鮮>は、統一教会で15年間公職生活をしてきた人の話を引用しながら、次のように報道している。「文顯進GPF会長が、最近、東南アジアやアフリカなどでGPF活動を活発に行っている上に、昨年10月、韓国でGPLCコリア2010を成功裏に開催するなど、統一教会の外部からも注目を浴びているためだと思われます。元来、長子であり、後継者として認識されてきた人物ですが、そのままほっておくと統一教会人たちはもちろん、非信者でさえも文顯進を支持するようになるとの懸念があるんですよ」これらの背景には、2010年6月5日、父の宣言文が作成された当時に出回った「食口達がそれを解れば、顯進の話は聞きません…。世界会長の話だけ聞け…世界本部を立てて下さい…。現実がそうなんです…」という内容を見れば、更に明確に知ることができる。このように、第一には、多数の食口と外部の人々が文顯進様を支持している状況であり、第二には、これらの文顯進様の基盤が文亨進様に脅威を与えていると判断されている。このような理由で文亨進様-文國進様が後継者としてしっかりと立つためには、文顯進様の基盤を崩し、「文顯進様殺し」をしなければならないのだ。


上記の主張は、『「顯進様」を擁護される方たちの主張』ですが、


報告文がすべて読まれた後、お母様は「霊界で亨進を立てて、最終的に決定して下さったものだ」と言われた。


とあるように、お母様が、「亨進様」を「後継者」として本心から立てようとされていたかは別として、その筆頭候補であった「顯進様」の失脚を願っていたことが推測されます。お母様は、ご自分が「後継者」になることをはじめから心に決めていたことが推測されます。投稿『お母様の歴史的事実 8 「後継者」に指名されたお母様と顕進様の台頭』参照願います。


しかし、情報の不一致も見受けられます。


郭錠煥先生『事必帰正』には、郭先生が、「霊界メッセージ」が、金孝南女史が書いていないことを確認したことになっていますが、上記の文章では、「顯進様」が確認したことになっています。


『この報告書が朗読された後、顯進様が会場を出た時、訓母様と会い、訓母様に「何故、このようなものを書いたのか」と尋ねられた。その時、訓母様はこの報告書は自分が作成したものではないと告白された。』


『私は「顯進様を連れて戻るように」と頼み、再び訓母のところへ行きました。
「訓母様! いったい何のためにそうされたのですか。これは何をしようということですか」
「会長、私は何も知りません。私は関与していません」
心が凍てつくような瞬間でした。』『事必帰正』より


「顯進様」と「郭先生」のお二人が、金孝南女史(訓母様)に同じことを確認されたのかも知れません。あるいは、どちらかが、そのことを伝えたのかも知れません。


どちらにもしても、


『お父様は「訓母様の報告だ。霊界の実状だ」と語られ、よく聞くようにと言われた。』


とあるように、訓母様が書かれていない「メッセージ」を御父様が、「訓母様の報告だ。霊界の実状だ」と公言されていることが、問題ですが、そのことに関して、「家庭連合」の説明に興味深い内容がありましたので、次回、その事を確認して見たいと思います。


あと、「文孝進様の霊界の手紙」をヤンチャンシク氏が、読まれた後、「訓母様の報告」が、「訓母様」が会場に見当たらないため、ヤンチャンシク氏に再び、読ませたのですが、私も、勘違いしていましたが、連続して、すぐに読まれたわけではなく、「20分後」に読まれています。


同じ封筒に入っていた、「文孝進様の霊界の手紙」と「訓母様の報告」が、連続で読まれた訳ではなく、「20分」と時間が経過された時点で読まれたことに、「違和感」を私は、持ちました。


詳しくは、次回、「家庭連合」の説明を確認しながら、考察をしていきたいと思います。




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