「重大な案件」とは、「お母様にされた約束」
先回の投稿「郭先生の「事必帰正」が見逃している事実 1」で、
『郭先生が見逃している事実は、
お父様が、顯進様をお父様の使命と権威を継承する長子として祝福される前に、重大な案件を十分に処理せずに、
「顯進様をお父様の使命と権威を継承する長子として祝福されたのです。」
をされてしまったので、サタンに、郭先生ご自分も含めて「顯進様」が「サタン」に打たれる讒訴条件となってしまったということをもしかしたら、ご存じないのかも知れません。
「重大な案件を十分に処理せずに、」
とはいったいなんでしょうか。』
と書きました。
タイトルにあるように、
それは、「お母様との約束」 です。
私の投稿をよく読んでいる方は、また、その話かと思われますが、実は、私の投稿を読んでいない方も多くいると思われます。
1.「顯進様」の出生の経緯
2.お父様が、「顯進様」を祝福される前に、「重大な案件」を十分に処理すべきであったにも関わらず、処理されなかった。あるいは、処理できなかった。その状況で、「顯進様」を祝福されてしまった。
子の2点が、
「統一家に発生した混乱」の本質的原因となります。
もっと、掘り下げていくともっと、明確に真相が解かってきます。
「郭先生」は、
「この葛藤の本質を最もよく知っている方は、他ならぬ顯進様です。」
と語られています。
しかし、私は、そうは思いません。
「顯進様」御自身ももしかしたら、よく解からないのではないかと思います。
「統一家の葛藤は神様の御旨と摂理を守る『天宙史的な闘い』だ」と語られました。
とありますが、「顯進様」御自身の存在が、「神様の御旨と摂理を守る『天宙史的な闘い』の中心人物であったことは、思いもよらなかったことと思います。
「顯進様」の地上での存在が、「神様」にも「サタン」にも重大な問題となります。
『「顯進様」の出生の経緯』に関して取り扱うことを、誰よりも、「顯進様」を擁護されるシックの方々が、嫌います。
「神格化」とういう「言葉」「現象」に対して「恐怖観」を抱いているからです。
私からしたら、イエス様もお父様も、出生の経緯をある程度、明かにしているのにも関わらず、「顯進様」に関しては、「出生の経緯」を明らかにせず、「顯進様」が長子の立場に立たれているのは、
『郭先生の「事必帰正」のページ141の「摂理的大転換期と顯進様の登場」に、
「それでは、お父様は生前にご自身の継代を継ぐ長子を選択されたのでしょうか。当然そうです。お父様はもうずいぶん前にその責任を果たされました。そしてそれ以後、一度として、その決定を変えませんでした。1998年の家庭連合世界副会長就任式で、顯進様をお父様の使命と権威を継承する長子として祝福されたのです。』
と書かれているように、お父様が、
「お父様の使命と権威を継承する長子として祝福された」
からであると主張を展開しています。
お父様が、「祝福」されたから「顯進様」が「長子の立場」「後継者」になられたのではなく、そのような立場となるべく、「生まれてこられた」からであるという観点を重要視できませんでした。
「サタン」にとって見れば、他の御子女様以上に、「顯進様」が、この地上にお生まれになることを「阻止」したかったということが言えます。
それは、イエス様や、お父様がこの地上にお生まれになるのを、どんな手を使ってでも「阻止」したかったということと同じです。
「顯進様」の出生の経緯については、すでに、語っていますし、「お母様にされた約束」についても、すでに書いていますが、今回は、
「重大な案件を十分に処理せずに、」
「顯進様をお父様の使命と権威を継承する長子として祝福されたのです。」
が、「統一家の葛藤」に「スィッチ」をいれてしまった「主要的要因」となります。
もっと、本質的「要因」がありますが、順を追って見ていった方が解かりやすいと思われます。
「重大な案件」とは、「お母様にされた約束」
とは、何でしょうか。
『三十年目に女性解放を宣布したのです。それゆえに、先生一人でも真の御父母様の代身であり、お母様が一人でも真の御父母様の代身です。「レバレンド・ムーンが古稀を過ぎて七十を超えたのだから、後継者が出てくるのではないか」という、そのような言葉は片づけてしまうのです。レバレンド・ムーンの夫人は四十七歳にしかなっていません!
ですから今、先生が第一教主、それからお母様が第二教主だというのです。』
(一九九〇年三月二十七日(陰三・一)、米国において挙行された第三十一回「父母の日」記念礼拝)(女性全体解放圏宣布)
姜義弘女史(36家庭)の証
『私は一九五五年の後半から一九六二年まで鷺梁津で呉(故呉永春)執事、大母様と共に借家で一つの垣根の中で暮らしました。この期間に大母様と呉執事から北で信仰生活なさった事情についてたくさん聞きました。大母様と呉執事のお二人は、北で再臨主を迎えようという熱烈な信仰集団で血縁以上の姉妹としてお過ごしになりました。北の共産主義の虐政が日増しに極悪になって、この信仰集団にも例外なく迫害が加えられました。このような渦中にあっても、ひたすら再臨主を迎えようという信仰は火のように燃え上がりました。このとき、大母様が懐妊なされました。
懐妊なさった大母様と食口たちに天の驚くべき啓示がおりました。唯一の望みが再臨主に出会うことだったのですが、天の啓示が、「順愛よ、おまえのおなかの中の赤子は再臨主であられる。貴く心に留めよ」というものでした。それだけではありません。複数の信徒たちにも「順愛のおなかの中の赤子は再臨主であられる。貴く心に留めて精誠を尽くしなさい」という啓示がありました。このような途方もない驚くべき啓示を受けて感謝と喜びと希望で再臨主とすぐにでも会ったような楽しいお祝いの雰囲気でした。待たれる再臨主の誕生日を指折り数えて待ちました。出産予定日になって大母様が再臨主を分娩されて、周囲が皆、希望していたことが現実として迫りました。
そのときのことを、真のお母様のご聖誕日を迎えて回想してみましょう。正に赤子は、この世に来られたことを天地に宣布する声と共に誕生しました。ところが当時、大母様とすべての信徒たちは喜びとともに一方では怪訝に思いました。再臨主と言われたのに男の子ではなく女の子が誕生したのです。このとき、神様は、どれほどもどかしかったことでしょうか。神様は、独り子を送り、貴く思って、信じて仕えて従うようにみ旨をくださったのに、男の子ではなく女の子だったのです。天の隠密な摂理のみ旨が分かりませんでした。』
(2003年発行「真の愛の勝利者」姜義弘女史(36家庭)の証より)
23年前にお生まれになられた「再臨主」であるお父様に変わり、新たな「再臨主」がお生まれになるということになります。
「お母様の出生の経緯」が、「再臨主」としてお生まれになると啓示を受けた、全員が、「男」としてお生まれになることを疑わず、祈りをささげていたという経緯、そして、一九九〇年三月二十七日、
「レバレンド・ムーンが古稀を過ぎて七十を超えたのだから、後継者が出てくるのではないか」という、そのような言葉は片づけてしまうのです。レバレンド・ムーンの夫人は四十七歳にしかなっていません!
ですから今、先生が第一教主、それからお母様が第二教主だというのです。」
という御言葉は、「お母様」にとって、お父様からの「約束」となりました。
「お母様の人生」にとって、重大な「御父様からのお母様への約束」となったわけです。
「顯進様をお父様の使命と権威を継承する長子として祝福されたのです。」
は、「お母様」にとって、『「御父様からのお母様への約束」の「破棄」』となってしまったわけです。
「重大な案件を十分に処理せずに、」は、
『「御父様からのお母様への約束」』を十分に「処理」つまり、「お母様への説得」をしないで、「約束の破棄」をされてしまったこと、です。
「お母様への約束(第2教祖=後継者)」を「破棄」された「お母様」の背後にいた「サタン」は、大きな讒訴条件を得ました。
「お母様」の背後にいたサタンは、あるいは、「金孝律の背後にいたサタン」は、「仁進様、国進様、亨進様」を巻き込んで、「神様の御旨と摂理を守る『天宙史的な闘い』」の中心人物である「顯進様」を打つことが可能になったのです。
(お母様と金孝律氏の背後にサタンがいたことは、すでに説明していますが、再び、説明する時が来ると思います。)
「顯進様」の出生の経緯および「顯進様」の地上での「存在意義」をよく認識されていれば、不用意に、「顯進様をお父様の使命と権威を継承する長子として祝福せず、『「お母様との約束」という重大案件』を、十分に処理する必要があったのです。
上記が、「郭先生の「事必帰正」が見逃している事実 1」の内容になります。
「郭先生」が「御父様」を絶対視しすぎていたという面が、この様な悲劇を生み出してしまったということもできますが、その時点で、『「御父様からのお母様への約束」の「破棄」』が、どのような事態を招くのか、「顯進様の出生の経緯」を把握していなかった「郭先生」を責めることはできませんが、もし、「神様」から、「お母様の強い後継者願望」に気づき、「お母様」の傍に、『天使長ルーシェルの代身である「金孝律氏」』がいることを、「警告」として受けていたならば、この混乱を回避できていたかも知れませんが、後の祭りということで、過去を取り戻し、やり直すことはできません。
とても、残念です。
あくまでも、私個人の「考察」で、異論を唱える方も当然、いても問題ありません。
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